Nimonoism

大手病だった僕が大手に入って気付かされたこと

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学校に寄せられた求人票を見るその目は明らかに中小企業を見下し、資本金と従業員数が共に自分で決めたラインを上回るものだけをピックアップしていく

 

当時、大手病に侵されていた僕の姿だ

 

 

大企業・完全週休2日制・ボーナス年2回 

この三拍子が揃っていれば、例え殺し屋だとしても就職してしまいそうなぐらい、僕は大手に飢えていた。一流大学に通っている者なら大手病に侵されるのもおかしな話ではないが、クソみたいな専門学校に通っている僕が大手病に侵されているのだからおかしな話だ

 

あの頃の考え

大手に入ればみんなからチヤホラされるし合コン行ってもモテモテでそのうえ給料も高いし会社自体も大きいから潰れる心配も無いしもう勝ち組やん!!ドゥフドゥフッwww

 

あの頃の僕はこう思っていた

僕の周りの大手病患者も大抵思考がこんな感じで、業務内容や勤務地などはあまり気にせずに

「とりあえずデカくてブラックじゃないとこやな〜」

みたいなやつばっか!自分も含めて!

そもそも通ってた専門学校も、今まで学んできたことをいざ振り返ると就活のときに武器になりそうな要素は何も出てこないような中身からっぽのパッパラパーな学校だったのもあって、俺はこれがしたい!とかいうプライドがまるでない連中ばかりだった

大手に入って気づかされたこと

大手に入りたい気持ちが強かったのが功を奏し、ひたすら就活に専念した結果、なんとか某大手メーカーから内定を貰えちゃった僕。その知らせが届いた日に嬉し過ぎて原付で事故りそうになる

嬉し過ぎて信号とかもうどうでもよかったよ!!(脳内麻薬でキマってた)

 

そうして念願の大手に入社し、働き始めたわけだが、僕には知らない事が多過ぎたわけで・・・

給料そんな変わんなくね?

え?こんなもん?!

そう思ったのはやっと仕事にも慣れ、残業も少しずつこなすようになってきた初夏の頃だった。残業をしてなかったときはまだこれに残業代プラスされるからーとか思ってたけど実際そんなに変わんなかった。世間知らずの学生時代は大手に入ればとにかく給料たくさん貰えて昇給もボーナスも鰻上りで、常に同世代をちょっと上から眺めてんのをイメージしてたのに・・・

確かに中小企業と比べれば昇給の幅もボーナスも少しは良いのかも知んないけど、結構あると思ってた差があんまりなかったことにショックを受けた夏

デスクワーク最高におもんない

一日12時間ぐらいパソコンをいじり、午前中はねみぃ〜昼飯なにかな〜って考えながらキーボードを叩き、午後は今日早く帰りたいな〜って思いながらキーボードを叩き、30分に一回目薬をさす。そんな毎日を送っててふと思った

おもしろくないよ!!!Why Japanese People!!!

普段は薄切りな僕が、オフィスでは思わず厚切りになってしまいそうなぐらいつまんなかった。パソコンいじくるのは嫌いじゃないんだけど、内容がすげー複雑で無い頭を使う作業だったから本当につまんなかった、その分達成感はあったけど

仕事自体は辛くなかったんだけど、面白みとか俺役に立ってる感が本当に感じれなくて毎日を抜け殻のように過ごしてた

お金なんてどうにでもなる

仕事に対してやりがいを感じれてなかった僕にとってお金というのは唯一、今の会社で働いてることに対してのご褒美だったわけですが、そんなご褒美も理想を下回る現実・・・耐えきれなかった僕はここで副業として投資を始めました

このへんについてはのちに別の記事で書こうと思うんですが、これのおかげで毎月そこそこのお金を稼ぐことができました。そうしてるうちにお金なんて自分の頑張り次第でどうにでもなるんだなーって思い始めたのと、やりがいってすっっっげー大事だなって改めて気付かされた

要するに

大手病の人は大手なんて言うほどたいしたことないって現実を知ることと、自分が本当は何やりたいかってのをちゃんと考えたほうがいいし、大手に入りたい理由がお金を沢山稼ぎたいって人は就職って道に捕われてないで投資とか起業とか違うステージで勝負したほうがいいよってこと

大手も決して一括りにはできなくて、給料が半端なかったりネームバリューがエグいとことかあると思うけど、サラリーマンの相場ってのはある程度決まっちゃってて、それを超えるのは大変だから。言い方変えたらその分安定してるってことになるけど

そんなこんなで結局僕は会社を辞めちゃったんですが、某大手メーカーから内定をもらうちょっと前に、花火職人を紹介する番組がテレビでやってて、それ見て日本の伝統文化を仕事にできるとかかっけぇーし自分の作った花火でみんなに楽しんでもらえるとか最高かよ!!って思って県内にひとつだけあった花火の会社に電話したら秒で断られたけど、こういう素直にやりたいって思える仕事をしてたらまだ辞めてなかった可能性が微粒子レベルで存在(花火職人の裏側を知らない人間の意見)

人生の選択に正解も不正解もないと思うし、どんな風に生きようが自分が満足ならそれでいいけど、10年後の自分が今までの人生を振り返って後悔するような生き方はやめとこーぜ!!

つーわけで

 

ばーい!