キラキラネームは大人になったら改名できる出世魚システムにすべき
あ…ありのまま 起こってる事を話すぜ!
まずはこれを見てくれ!
※無料 赤ちゃん名づけ より引用
俺は今まで『太郎』とか『花子』とか、普通に読めるのが名前ってもんだと思っていた…
碧空(あとむ)
輝星(べが)
黄熊(ぷう)
な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺もよくわからねーんだ…
これはもはやキラキラとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
子供が親のエゴの吐き出し口にされてやがんだ…
まったくクレイジーだぜ…
と、ポルナレフならきっと言う。
上の表は、あるサイトで2016年上半期にアクセスが多かったキラキラネームをランキングにしたやつ。
この表にある名前はユーザーによって投稿されたものなので、この名前が本当に使われているかどうか怪しいところではあるが「ご自身やお子様のお名前を投稿して、語源やその由来を共有しよう!」というコンセプトの会員登録制サイトなので、信憑性は高いと思われる。
にしてもキラキラが過ぎね?
もはやキラキラという表現の枠に収まってねーぞっ!
それに、悪い意味で使われるキラキラの気持ち考えたことあんのか?!
キラキラに謝れ!!
ってことでもうキラキラネームって言い方やめて『バカ親ネーム』とか『読めねーム』とかってわかりやすくディスるような名称で読んでいいと思う。
キラキラネームをつける親の心理
キラキラネームをつける親の心理ってのはきっと「人と被らないように」とか「個性のある子に育ってほしいから」というものだと思う。てかテレビでキラキラネームをつけた親にインタビューしてるやつを見ると基本こういう感じよね・・・
気持ちはすごくわかる。
うん、気持ちはマジですごくわかるのよ。
僕は未婚だし、結婚の予定もないし、まず彼女すらいないし、花火大会に行く相手もいなくて、花火が上がっている夜も猫と遊びながらYoutube見てるような寂しい人間だ。
でも、そんな人間でもその気持ちはよくわかる。
きっとキラキラネーム否定派の人間にも少なからずこういった感情はあると思う。
だけど、ソレと読めないような当て字で名前をつけるのとは違うと思うんだ。
それは、人と被らないように〜とか個性のある子に〜とかっていう子供に気を使った心理じゃなくて、どっちかというと「被らない名前をつけたい」とか「名前を評価してほしい」とかっていうただの親のエゴの押しつけだと思うんだ。
昔、マリオパーティのセーブ名を『ウィルヘルム』っていうドイツ語圏の男性によくあるらしい名前にしてた、重症中二病患者の僕でも、子供のことをちゃんと考えて名前をつけてあげなくちゃって思ってるよ!
子供をファッションの一部なんかと一緒にしないで欲しい。
は??うちの家族のことだからオメェに関係なくね??
頑張って考えたし、第一子供も気に入ってんだよバーロー!!!!!
と言われたら「そうですね・・・」としか言いようがない
だけど、頑張って考えた名前であったとしても、子供の将来のことも考えて、せめてでも『読める名前』にだけはして欲しいと強く思う。
読める名前であれば、読んではもらえる。
しかし、読めない名前だと、その子がこれから浅くも深くも関係を持つ出会った全ての人に「○○さん…でよろしいですか?」と名前を読み間違えられ「あ、○○です」と訂正しなければいけないメンドクサイ人生を歩むことになるからだ。
もし日本がこの先もっとキラキラし、キラキラネーム大国と呼ばれるぐらいにでもなれば、きっと「○○さんで…よろしいですか?」と聞かれた後に「はい!」と答える事ができるようになる。
だが、そうなってしまうと逆に『太郎』や『花子』といった今まで古風で素晴らしいとされてきた名前が、新キラキラネームとして否定されかねない。
そしてゆくゆくは、新キラキラネームと旧キラキラネームとの争いが激化し、最終的には『C3PO』や『R2D2』といった、どちらにも属さない電子部品のような文字列の名前が主流になってしまうかも知れない。
中村 C3PO
鈴木 R2D2
田中 BB8
こうなってしまうと、名前の読み間違いは減るにしろ、そもそも人の名前を覚えるのが著しく難しくなってしまう。
それは絶対に避けなければいけないのだ。
子供に罪はない
散々キラキラネームをディスってきたが、子供に罪はない。
親だ。
最初の方で『バカ親ネーム』とか『読めねーム』とかって冗談で言ったけど、学校でそんな風にいじられる子供が可哀想なので、世の中は『キラキラネーム』というオブラートに包んだ優しいネーミングにしてくれている。
この記事も決して子供をディスる気はなく、親をディスる気で書いている。
何度も言うが子供に罪はない・・・
そこで僕は、キラキラネームへの対策として、命名というものに『出世魚』のようなシステムを取り入れてはどうだろうか?と考えた。
出世魚システム
出世魚(しゅっせうお)とは、日本において、稚魚から成魚までの魚の成長に応じて異なる名前で呼ばれる魚のこと。江戸時代までは、武士や学者などは、元服の際や、出世に伴って名前を変える習慣があった。出世魚という呼び方は、「成長に伴って出世するように名前が変わる魚」として、これになぞらえたものである。縁起のよい魚として扱われ、めでたい席や門出を祝う席などの料理として好んで使われる。ブリ、スズキ、ボラなどが有名。
wikipedia から引用
つまり、成長したら名前が変わる魚のこと。
てか江戸時代までは出世に伴って名前を変える習慣あったのね…ここで言いたいのはまんまそれです。パクリ。
出世っていうとちょっとあれなんで、成人ぐらいが丁度いいかな?
つまり『成人になったら名前を変えたい人は変えれるシステム』
「いや、今も頑張れば改名できるやん」
って思った方、名前変えるのってすごい大変らしいよ。
読み仮名だけを変えるのはそこまで難しくないんだけど、名前そのものを変えようと思ったら色々な手続きをして家庭裁判所に申請する必要があるらしい。
まあ、簡単に変えられるとそれはそれで問題だから当たり前の話なんだけど。
しかも、親が考えてつけてくれた名前だから、改名するってのはすごい抵抗のあることだと思うし、本当は改名したいけど親に申し訳なくて踏み出せない…って人も絶対にこれから増える。
だからこそのこの出世魚システム!
これは簡単に言うと『生まれたときに名前をふたつつけてあげる』ってシステム。
今、「コイツ頭沸いてんのか??」とか「軽く考えすぎ」とか思った方は正しいです。これはきっと命名というものを軽んじたシステムだと思います。でも、その命名というものを軽んじた親がいることで、苦しんでいる子供がいるんです。
きっと、キラキラネームをつける親の方をどうにかしようと思っても、それは99%無理だと思います。だからこそ、もういっそのこと国のほうでそういうシステムにしちゃう。
※これによって、逆にキラキラネームをつける親が増えることが想定できますが、その点については触れていないので先に謝っておきます、すいません。
このシステムでは、2つの名前を親に考えてもらいます。
ひとつは『自由』
ひとつは『国が常識的と判断した名前、かつ読める漢字を使用したもの』
自由に考えられるほうの名前が『国が常識的と判断した名前、かつ読める漢字を使用したもの』だった場合、2つ目は必要なし。
そして、子供は自由に決められた名前で育てられ、20歳の誕生日を迎えると、もうひとつの名前へ改名できる権利が与えられる。というものです。
一見、今とあんまり変わらないように見えますが、親が元々考えてくれていた名前(予備ではあるが)に改名できるというメリットと、このシステムによって改名というものが白い目で見られることが少なくなり、改名に踏み出しやすくなるのがメリットです。
20年間その名前で生きてきたんなら普通は変えないし、要らねーだろって大半の人は思うと思いますが、同じように20年間苦しんできた人もいるかも知れません。これはそういった人のためのシステムです。
・・・・・アカン?
・・・・・アカンかな??
なぁ・・・やっぱアカンかな??
ツッコミどころ満載のガバガバなシステムだということは理解していますが、今の時代こんなシステムが本当に必要とされる日は近いんじゃないでしょうか??
おわりに
長々とまとまりのない文章を読ませてしまい、本当にすまぬ!!
にしてもキラキラネームって本当に難しい問題よねー、価値観の問題というかなんというかすげー触れづらいし。
ちなみに保育士してる友達に聞いたんだけど、最近の子はマジで読めない子ばっかりらしい。
いつから日本はこうなってしまったんじゃろか…
普通って素晴らしいことなのにね。
ちなみに僕は将来子供に
墓酢近地獄杖五尾菜(ボスニアヘルツェゴビナ)
とつけようと思ってます。
(大嘘)
つーわけで
ばーい!
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